上昇してきました

日経平均が上昇しています。

今日のお話ですが、まず、
ドル円や日経平均の市場価格に支配的なのは?、
からお話して、それに関連することをつらつらと書いてみます。

最初にドル円から。

ドル円の価格の動きと、その中から東京市場だけをつなげた価格を示します。

 

ドル円

 

図1 ドル円の値動き:全体の動きと東京市場だけの動き
赤:全体  青:東京市場のみ

 

 

東京市場だけの動きを見ますと、
一昨年末からの円安の動きは見られずに、かえって円高の方向に動いていることがわかります。

シンプルに解釈しますと、
ドル円の動きの方向性を決めているのは欧米市場で、
東京は単に調整の動きをしているだけ、ということになります。

次に日経平均も同じように全体の値動きと東京市場だけの動きを比べてみます。

 

日経平均と東京市場

 

図2 日経平均の値動き:全体の動きと東京市場だけの動き
赤:全体  青:東京市場のみ

 

 

この図からも明らかなように、日経平均の方向性をきめているのは欧米市場で、
東京だけを見ていますと、上がってもすぐ戻って方向性はありません。

アベノミクスも異次元緩和も気持ちだけ。
ドル円よりは主体性がありますけれどね。

これらのことからわかりますように、日本の事情とかだけでマーケットを判断しても
それほど意味がないように思います。

 

その世界の各主要市場を動かしてるのは、ということになると、ヘッジファンドもその一つでしょう。
強力な資金とシステムを持っていますし。
現在は、彼らが換金売りをする期間を過ぎましたので、
ダウが史上最高値だろうがなんだろうがチキンレースが続く、と想定してみると、

日経平均のように年初来パフォーマンスが世界93市場の中で下から2番目と放置された市場が、
興味を持たれ始める、となると「理屈抜きで」上昇の可能性がでてきます。

先々週末くらいから日経平均が上がってきましたが、
大きな流れとしてはそれくらいの解釈でいいのではと思います。
そして、今日上抜いてきました。

その一方で、その頭を押さえる要因があるとすると、ということで、
金利の影響を考えてみます。

ソブリン債の動きです。

スペインなどのソブリン債は、今とても買われています(金利低下:図3参照)。
これは、ECBの超金融緩和が原因です。

 

スペイン 国債

 

図3 スペイン長期金利

 

 

その影響を単純に受けて、米長期金利も低下しています(図4参照)。

 

米国 国債

 

図4 米国長期金利

 

 

米国金利の影響がドル売りの方向に出て、ドル円の頭が抑えられます。
(米国長期金利とドル円は、相関が生じやすいといわれます)

先週などでも日経は上昇をしたがっているところを、
なんだか抑え込まれているようにみえましたが、
ドル円ベースので円高方向の力があったかなという気がしました。
(今日抜けてきましたけれど)

そしてその誘因は世界の金利かなと。

そのうちに、米国の金利も巻き戻しが起こるでしょうが、

そうなるとさらに、マーケット全体に動きを与える可能性があるのではと思います。